ボールがあるところではなく、ボールが飛んでいくところに向かう
小学3年生~21歳まで、サッカーをしていた春木です。月給4万円もらっていた時期がありまして今も自慢にならない自慢を続けています。
サッカーにおいて重要スキルの1つにポジションニングがあります。どこに、どのタイミングで、どんな状態でいるかですね。地味だけどめちゃ重要。
商売も同じで、ポジションニング重要という話。
ボールがあるところではなく、ボールが飛んでいくところに向かう
もし私が明日ゼロから商売をするとしたらキャバクラ派遣は事業としてやりません。タイミング的に、既にボールがあるところに向かうことになるからです。
#今から立ち上げると仮定した話ですので誤解ないよう
私がキャバクラ派遣に始めたのは11年ほど前。元々個人事業主として色々やっていたこともあり、その流れで始めたので最初は会社もありませんでした。なんとガラケー時代で、会員サイトはガラケーで見てもらっていました。まもなくiPhoneが出てきましたが
当時の東京では「キャバクラ派遣やっています!」と店舗営業に行ったら「何それ?」「派遣なんていらないよ」と言われることは今よりはるかに多い状況。サービスがまだ市民権を得ていないといった感じ。
そんな状況だから「やるべき」となったわけです。私としては世の中にとって価値があるサービスだという感触があり、時間が経つにつれて理解が広まるだろうと。結果論ですが。まだボールがきていませんでしたが、そのうちボールがここに飛んでくるのは明白。準備しておいてボールがきたらシュートすれば良いと
現在は状況が変わり、サービスの知名度が上がりましたし、提供している優秀な会社も増えました。他の人がうまくやってくれている事をわざわざやる必要性はないというのは私の基本的な商売の考え方です。だから、もし今のタイミングならここにポジションを取ることはしません。やるとしたら、その会社を手伝ったり提携したりフランチャイズになったりは得策。
それにキャバ派遣は薄利多売で利益率が低くく、仕組みづくりや集客など経営難易度が比較的高め。良いチームも不可欠。結果が出るのに労力、時間、資金もかかるということもあります。
#薄利多売や利益率が低いことは経営難易度が上がるだけで悪いことではない
現時点でボールがあるところに向かうと、向かっている間にボールは他のところに飛んでいき、着いた時にはそこにボールはない。もしくは、メッシのような凄いプレイヤーが既にがっちりボールをキープしてしまっているといった可能性は高くなります。
じゃあボールが飛んでいくところを予測して向かうことは可能なのでしょうか
ボールが飛んで行くところに向かうには?
ボールが飛んでいくところに向かう【確率】を上げることは可能だと思います。
ポイントは3つ。
①大きな波を把握する
②大きな波が交わるエリアに絞る
③エリア内でたくさんベットする
それぞれ説明を書きます。
①大きな波を把握する
現状、弊社にとっての大きな波は以下です。
男女関連サービス
オンラインが進化するほど便利なものが溢れるほど、その反動で対面の人間関係といったリアルで生々しいことの価値やニーズが高まるはずです。恋愛など男女関連はその典型的な1つと思います。あと恋愛などは無くなることがないので波というより普遍的。
女性の社会進出
経済面や自己実現などを理由に働く女性が増える、経済面やエンタメの増加などが理由で結婚する人が減る、女性の力をもっと活かそうといった社会の流れ、等々はもっと進むはずです。
テクノロジーとインターネット
世界トップの企業がAIにガンガン投資していますしテクノロジーはもっと進化して、ネット社会はさらに加速するはずです。
3つとも今後の大きな波であることはどう考えても間違いないと思います。
※弊社にとって新しい大きな波として「日本が観光地として外国人にフィーバーする」というのもあります。
話を戻して、大きな波にのってある程度伸びるもしくは衰退しないエリアで活動することは商売の原則です。時代に逆らってしまうと、どんなに優秀な方が、どんなに努力しても商売として成果を出すことが難しくなります。
②大きな波が交わるエリアに絞る
大きな波が交わるエリアに絞ることで、やるべきことが見えてきます。限られたリソースを集中投下でき、成果が上がりやすくなります。精度も上がります。
GoogleやAmazonやAppleといった強大な企業と競合する可能性も下がります。
#競合の例が大きすぎ
キャバクラ派遣は、3つの波が交わるエリア内のサービスです。
③エリア内でたくさんベットする
エリアを絞ったとしても、その中で考えられるサービスや商品は多数あります。
その中で何をやるべきか?はある程度考えることはできると思います。しかし、うまくいくかどうかは運や確率論の要素も大きいと考えています。最後の最後は。
上記で「キャバクラ派遣は世の中にとって価値のあるサービスという感触があった」と書きましたが、それは私がその時感じただけの話で外れる可能性は十分あったと思います。
例えば、ギャラ飲みのもっともっと凄い版サービスが現れていたら、キャバクラ派遣を誰も使わなかったかもしれませんし、今後そうなる可能性だってあります。実際やってみたら、キャバ派遣事業が弊社スタイルに合わずに撤退することもありえたでしょう。コロナ自粛が5年くらい続くのもあり得た話。
運は大きな要因。だから、エリア内でできる限り多数ベットして当たる可能性を上げることが弊社がやるべきことです。
もちろん多数ベットすると言っても、ベットする事には1つ1つ丁寧かつ全力で取り組まないと意味がありません。
ちなみに私は強運も豪運。以上です。
書いているうちに、大きいことは予測できるが、小さくなるほど予想が難しくなるので実際行動する重要度が高まるという話がメインテーマになりました。タイトルとズレていますね。
てことで、サッカーにうまく例えて書きたかったのですが、いまいち上手くいきませんでしたー。お読み頂きありがとうございました。